更年期障害-Ⅱ
女性の一生には、初潮、妊娠、出産、閉経といった大きなからだの節目があります。こうした女性特有のからだの
リズムと深くかかわっているのが、卵巣の働きです。卵巣は思春期に初潮を迎えたときから活発に働きだして、
女性ホルモンを分泌しはじめます。さらに、卵巣の機能が成熟して女性ホルモンが活発に分泌されるようになると
妊娠、出産が可能な状態になります。この時期が性成熟期です。性成熟期は卵巣機能が低下するまで続きます。
卵巣機能の低下は30代後半から40代前半ころからはじまり、やがて閉経を迎えます。この10年間ほどの期間が
更年期です。